入居者からの連絡は、毎年だいたい同じ月に来る
アパートの敷地の草について入居者から連絡が来ると、オーナーの手元では決まった手順が始まります。
業者を探して見積もりを取り、日程を合わせ、作業が終わったかを確かめて、入居者に返事をする。
一度で済めばまだ楽ですが、草は夏のあいだ伸び続けます。
そのため、同じ流れを年に何度も繰り返すことになります。
この都度対応には、もう一つ弱いところがあります。
連絡が来た時点で、草はすでに目につく高さまで伸びています。
そこから手配を始めると、作業日までにさらに伸びます。
盛りの時期は一度刈っても1か月ほどで元に戻るため、刈った直後に次の連絡が届くことも起こります。
振り返ってみると、連絡が来た月には偏りがないでしょうか。
草の伸び方は季節で決まるので、指摘が届く時期も、毎年近い月に集まることが多いです。
ここが、都度対応から抜け出す手がかりになります。
今日やること:去年の連絡を月ごとに書き出す
回数を決める前に、手元の記録を見ます。
入居者からのメールやメッセージ、管理を任せている会社からの報告、自分で業者に頼んだときの請求書。
この3つをさかのぼると、去年の草の動きがおおよそ見えてきます。
書き出すのは次の2つです。
- 草について連絡が来た月(誰から、どの場所について)
- 実際に刈った月と、そのとき頼んだ面積
連絡が来た月は「その月には草が気になる高さになっていた」という記録です。
刈った月は「その月に一度、草を低くした」という記録になります。
2つを並べると、刈ってから何週間で次の連絡が来たかが分かります。
場所も書いておくと役に立ちます。
駐輪場の裏、建物の北側、道路に面した植え込みなど、指摘が同じ場所に集まっているなら、敷地全体ではなくその範囲だけを定期の対象にする考え方もできます。
対象の面積が小さくなれば、料金表の区分が一段下がることもあります。
連絡の数から年間の回数を決める
書き出した月の数が、そのまま必要な回数になるわけではありません。
見るのは、連絡がどの季節に固まっているかです。
去年の連絡が夏の終わりに1回だけなら、年1回を夏の終わりに置くのが素直です。
1年分伸びきった草を一度で落とせる時期だからです。
連絡が初夏と秋の2回に分かれているなら、年2回を6月と9月に入れる組み方が合います。
6月に刈って盛りの前半を抑え、9月に夏のあいだ伸びた分を落とす間隔です。
夏のあいだに何度も連絡が来ていたなら、年2回では間があきます。
盛りの時期は1か月ほどで戻るので、7月か8月にもう1回足して年3回、それでも指摘が続く敷地なら年4回を考えることになります。
どこまで追いかけるかは、入居者が毎日通る場所かどうかで変わるかと思います。
玄関までの通路や駐輪場のように毎日目に入る場所と、建物の裏のように人があまり行かない場所とでは、同じ草丈でも連絡の来かたが違います。
回数が決まったら、月も一緒に決めます。
定期管理は、年間の回数を先に決めておき、日程をこちらで組む契約です。
連絡が来てから日を探すのではなく、連絡が来る前の月に作業が入っている状態をつくれます。
川口の草刈りを定期で組むときの年額
川口市と、蕨市・戸田市・草加市・鳩ヶ谷で定期管理をお受けする場合、年額は面積と回数で決まります。
金額はすべて税込で、刈り取り・集草・搬出・処分まで含んだ一式です。
| 面積 |
年2回 |
年3回 |
年4回 |
| 100㎡まで |
26,000円 |
39,000円 |
52,000円 |
| 300㎡まで |
60,000円 |
90,000円 |
120,000円 |
| 500㎡まで |
88,000円 |
132,000円 |
176,000円 |
単発で頼む場合は、100㎡までが1回22,000円、101〜300㎡が35,000円、301〜500㎡が51,000円です。
定期にすると、1回あたりの単価が単発より下がります。
日程をこちらで組めるぶん作業の予定を詰めやすくなり、その差を単価に返しているためです。
オーナーにとっては、単価が下がることに加えて、草にかかる費用が年の初めに決まる点も大きいかと思います。
都度対応だと、何回頼むことになるかは夏が終わるまで分かりません。
年額が決まっていれば、物件ごとの年間の支出にそのまま組み込めます。
面積の区分に迷う場合は、書き出しで絞った範囲を測ってから当てはめてください。
500㎡を超える敷地は料金表に載せていないので、現地を見てからお見積もりをお出しします。
遠方に住むオーナーが着手前に決めておくこと
物件から離れて住んでいるオーナーもいると思います。
立ち会わずに進める場合は、作業前と作業後の写真をお送りする形にして、進め方と当日の連絡方法を先に決めてから着手します。
そのうえで、着手前に確認させていただくことが2つあります。
敷地への入り方(施錠・門扉・鍵の受け渡し)と、隣地との境界がどこかです。
アパートの場合は、共用部のどこまでがオーナーの管理する範囲なのかも、ここで一緒に決めておくと作業当日に迷いません。
入居者には、作業の月が決まった時点で日程を知らせておくと、駐輪場の自転車や通路の私物を寄せてもらいやすくなります。
定期にすれば次の作業月を前もって伝えられるので、「草はいつ刈るのか」という問い合わせそのものも減るかと思います。
今日やるのは、去年のメールと請求書を開いて、草の連絡が来た月に印を付けることです。
印が並んだ月のひとつ前の月が、定期の作業を置く候補になります。
この記事に関するよくあるご質問
- 入居者から草の指摘が何度も来ます。年に何回刈ればいいですか
- 去年、連絡が来た月を書き出して決めます。
連絡が夏の終わりの1回だけなら、年1回を夏の終わりに置きます。
初夏と秋に分かれていれば、年2回を6月と9月に入れます。
夏のあいだに何度も来ていたなら、7月か8月に1回足すことを考えます。
盛りの時期は一度刈っても1か月ほどで戻るためです。 - 100㎡までの敷地を定期にすると、年額はいくらですか
- 税込で、年2回が26,000円、年3回が39,000円、年4回が52,000円です。
刈り取り・集草・搬出・処分まで含んだ金額です。
1回あたりの単価は、単発の22,000円より下がります。 - 物件から遠くに住んでいても、定期で頼めますか
- 作業前と作業後の写真をお送りする形にして、進め方と当日の連絡方法を先に決めてから着手します。
敷地への入り方(施錠・門扉・鍵の受け渡し)と、隣地との境界がどこかは、着手前に確認させてください。