虫の苦情は、隣との境目の草から始まる
空き地の草について届く苦情のうち、蚊や羽虫が理由のものは、敷地の真ん中よりも隣家に接した側の状態で決まることが多いです。
蚊は水の中で育ちます。
卵を産む場所は水たまりや容器にたまった水で、草むらそのものではありません。
それでも草が伸びた土地で蚊が増えたように感じるのは、成虫が昼のあいだ、日の当たらない湿った場所で休むからです。
膝より高く茂った草の根元は風が通らず、地面の湿りも抜けにくくなります。
そうした場所が境界のすぐ脇にあると、隣家の窓や物干し、玄関先までが数メートルの距離になります。
苦情を言った側が見ているのは、敷地全体の草丈ではありません。
自分の家に面した側の茂り方です。
フェンス越しに腰の高さまで草が迫っていれば、蚊が実際にどこから来ているかに関係なく、その草が原因に見えます。
反対に、境界沿いが刈られて地面が見えていれば、蚊の数が同じでも、苦情の矛先は変わることが多いです。
羽虫やバッタのような虫も、行き先は同じです。
刈らずにいる草むらは虫の餌場と隠れ場を兼ねていて、そこから隣家の明かりや洗濯物へ寄っていきます。
刈っても蚊が減らない土地にあるもの
草を刈れば、蚊が休む場所は減ります。
ただ、育つ場所が残っていれば、次の蚊が出てきます。
草刈りの前後で見ておきたいのは、草の下に隠れている水です。
空き地や空き家の庭で水がたまりやすいのは、次のような物です。
- 放置された古タイヤ
- バケツ、植木鉢の受け皿、空き缶
- 地面に置いたままのブルーシートの折り目
- 落ち葉で詰まった雨どいや排水溝
- 車の轍や、土がへこんだ場所
タイヤの内側やシートの折り目は、雨がやんだあとも数日は水が抜けません。
草が茂っていると上から見えないため、持ち主が気づかないまま夏を越すことになります。
ボウフラ(蚊の幼虫)は、ほんの少しの水でも育ちます。
広い水たまりがなくても、受け皿1枚で足ります。
容器を逆さにする、たまった水を捨てる、排水溝の落ち葉をかき出す。
ここまでは持ち主が自分でやれる範囲です。
雨の翌日に見て回ると、どこに水が残るのかがよく分かります。
刈った草は、料金に含めて集草・搬出・処分まで行います。
一方、タイヤや家電のような草以外のごみは、提携業者が持ち帰って処分できないものが多いです。
作業中に見つかった場合は、その時点で状態をお伝えし、処分の方法を一緒に決めます。
川口で草刈りを夏前に一度入れる理由
蚊の苦情が増えるのは、蚊がよく飛ぶ時期と、草がいちばん伸びる時期が重なる夏です。
苦情が来てから刈ると、いちばん茂った状態の草を相手にすることになります。
夏前、6月ごろに一度刈っておくと、変わることが2つあります。
ひとつは、梅雨の雨を受けて草が勢いづく前に、境界沿いの見通しが戻ることです。
もうひとつは、草丈が低いうちに作業できることです。
草丈は、作業の段取りに直結します。
膝から腰の高さまでなら、刈払機(エンジンで刃を回して草を刈る機械)で一度に刈れます。
腰を超えて背丈に届くと、上を落としてから根元を刈る二度手間になります。
当社ではその場合、料金表の区分ではなく、現地を見てからお見積りをお出ししています。
夏に入ってからの依頼は、草がこの高さになっていることが多く、日程にも作業にも余裕がなくなります。
年2回で考えるなら、6月と9月に入れる間隔がひとつの目安です。
盛りの時期は、一度刈っても1か月ほどで元に戻ります。
そのため、6月の1回だけで夏じゅう低いままにはなりません。
それでも伸び始めを一度抑えておくと、隣家に面した側が腰の高さまで戻る時期を遅らせられます。
当社は川口市と、蕨・戸田・草加・鳩ヶ谷で草刈りを行っています。
夏前の1回を勧めているのは、この理由からです。
100㎡までの土地を年2回の定期管理にすると、年額26,000円(税込)です。
苦情をくれた相手に、刈る日と範囲を伝える
苦情を受けたあとの隣家との関係は、刈るかどうかよりも、いつ何をするのかが相手に見えているかで変わります。
「近いうちに何とかします」という返事では、夏のあいだ窓を開けられない相手の不安が残ります。
伝えることは3つで足ります。
- 刈る日(まだ決まっていなければ、いつまでに決めるか)
- 刈る範囲(相手の家に面した境界沿いを含むこと)
- 水がたまる物を片づけたかどうか
蚊が減るかどうかまでは約束できません。
周りの庭や側溝から飛んでくる蚊もいるからです。
約束できるのは、自分の土地にある休み場所と水たまりを減らすところまでです。
そこを言葉にして伝えておくと、話が「蚊がいるかいないか」から「手を打ったかどうか」へ移ります。
遠方に住んでいて自分で見に行けない場合は、作業前と作業後の写真をお送りする形で進められます。
その写真は、相手への説明にもそのまま使えます。
今日、敷地を一周して確かめること
次の作業日を決める前に、敷地を一周して2つだけ確かめてください。
1つ目は、隣家に面した境界沿いの草丈です。
自分の膝と腰を基準にして、どちらに近いかを見ます。
腰を超えている場所があれば、その辺りの写真を撮っておいてください。
見積もりを頼むときに、草丈を説明する手間が省けます。
2つ目は、水がたまっている物の数です。
タイヤ、バケツ、受け皿、シートの折り目、詰まった排水口を探します。
見つけた数をメモし、ひっくり返せる物はその場で水を捨てます。
草に埋もれて手が届かない物は、場所だけ覚えておき、刈ったあとに片づけます。
空き地へ行く機会が少ない人ほど、この一周で見つかる物は多いかと思います。
前回その土地を歩いたのは、いつだったでしょうか。
境界沿いの草丈と水がたまる物の数、この2つが分かれば、夏前の1回をいつ入れるかが決まります。
この記事に関するよくあるご質問
- 草を刈れば、空き地の蚊はいなくなりますか
- 刈ると、成虫が昼に休む場所は減ります。
ただし蚊は水たまりや容器にたまった水で育つため、タイヤやバケツなどに水が残っていれば、また出てきます。
周りの庭や側溝から飛んでくる蚊もいるので、減るかどうかまでは約束できません。
約束できるのは、自分の土地にある休み場所と水たまりを減らすところまでです。 - 虫の苦情を受けたら、いつ刈るのがよいですか
- 夏前の6月ごろに一度刈っておくと、草丈が低いうちに作業でき、隣家に面した側の見通しが戻ります。
年2回なら6月と9月に入れる間隔が目安です。
100㎡までの定期管理は、年2回で26,000円(税込)です。 - 背丈を超えるほど伸びた草でも頼めますか
- 対応します。
上を落としてから根元を刈る二度手間になるため、料金表の区分ではなく、現地を見てからお見積りをお出しします。