「種が飛ぶ前に」は、日付ではなく草の状態を指している
隣の家から「種が飛ぶ前に刈ってほしい」と頼まれて困るのは、何日までにという日付が入っていないところです。
頼んだ側も、カレンダーの日にちを思い浮かべているわけではないことが多いです。
去年、庭やベランダに種や綿毛が入ってきた。
自分の敷地に同じ草が生え始めた。
そうした経験から「あの状態になる前に」と言っているので、答えは草のほうに出ています。
穂が出てから種が熟すまでの日数は、草の種類とその年の気温で変わります。
同じ敷地の中でも、日当たりのいいフェンス際と建物の陰とでは進み方がずれます。
「穂が出たから何日後」と日数で決めると外れやすくなります。
いま穂がどの段階にあるかを見て、そこから作業日を逆算するほうが確かです。
穂を見て、いまどの段階かを見分ける
確かめるのは、隣家との境界に近い側の草です。
苦情の元になるのはそこなので、敷地の奥より先に見ます。
3か所ほど選んで、穂の先を近くから写真に撮っておきます。
その写真は、あとで業者に状態を伝えるときにも使えます。
穂がまだ出ていない、または出始めたばかり
茎の先がふくらんでいる、あるいは葉の間から穂が少し見えている段階です。
種はまだできていないので、日程を選ぶ余地がいちばん残っています。
穂が出そろい、色が青い
穂ははっきり見えるものの、全体が緑のままの段階です。
指でつまんでも粒は落ちません。
ここから先の進み方が速い草もあるため、日程を決めるならこのあたりが目安になります。
穂の色が変わり、乾いてきた
緑から茶色や黄土色に変わり、触るとかさかさする段階です。
穂を軽く指でしごいてみて、粒が手のひらに落ちるなら、種は熟し始めています。
綿毛をつける草なら、白い綿毛がのぞき始めるのもこのころです。
触らなくても落ちる、綿毛が開いている
風が吹くだけで粒がこぼれたり、開いた綿毛が飛んでいたりする段階です。
隣家が気にしているのはこの状態です。
すでに一部は飛んでいると考えたほうが実情に近いです。
見分けに迷ったら、しごいて落ちるかどうかだけで判断して構いません。
落ちなければまだ間に合う側、落ちれば遅れ始めている側です。
川口で草刈りの日を決めるときの、段階ごとの置き方
段階が分かったら、作業日をどこに置くかを決めます。
川口で草刈りを頼む場合も、作業日は連絡した時点で空いている予定から決まります。
早く連絡したほうが、選べる日が多く残ります。
穂が出ていない、あるいは出始めの段階なら、日程には余裕があります。
ただ、放っておけば次の段階に進むので、連絡だけは先に入れて作業日を押さえておくのがよいかと思います。
穂が青い段階は、いちばん日を決めやすい時期です。
当日までに多少進んでも、粒がこぼれる前に刈り終えられることが多いです。
連絡するときは撮った穂の写真を添えて、「隣家から種が飛ぶ前にと頼まれている」と一言書いてください。
それだけで、どの日なら間に合いそうかを相談できます。
色が変わり始めた段階なら、日を選ぶより早い日を取ることを優先します。
空いている最初の日で決めてしまって構いません。
雨で作業を止めることがあるので、予備日も一緒に決めておきます。
予備日があれば、ずれたときも隣家に次の日付を伝えられます。
こぼれ始めている段階なら、今年の分はある程度飛んでいる前提で、これ以上増やさないことに目的を切り替えます。
作業日を急ぐのと同時に、次に書く手当てを先に済ませておくと、飛ぶ量を減らせます。
刈る日までに熟しそうなら、穂先だけ先に切る
作業日が決まっても、その日までに穂が熟しそうなことがあります。
そのときに自分でできるのは、境界側の穂先だけを切っておくことです。
やることは単純です。
剪定ばさみか園芸用のはさみで穂の付け根を切り、そのままごみ袋に入れていきます。
切った穂を地面に落とすと、熟した粒がそこでこぼれてしまいます。
袋の口を穂の真下に構えてから切るのがこつです。
範囲は、隣家に面した側の数メートル分で足ります。
茎や葉は残りますが、飛んでいくのは穂からなので、苦情の元はここで止められます。
反対に、熟した穂があるときに刈払機を借りて全体を自分で刈るのは向きません。
刈るときの振動で粒が落ちるうえ、刈った草を集め終えるまでの間にもこぼれるからです。
自分でやるのは穂先までにして、全体の刈り取りは作業日に回したほうが、飛ぶ量は少なく済むことが多いです。
刈ったあとの草の扱いも、この時期は効いてきます。
こちらの料金は、刈り取りから集草・搬出・処分までを含めた一式です。
「その場に置いておいてよい」と選んでも金額は同じで、処分費を差し引くことはしていません。
穂が熟している時期なら、刈った草は持ち帰りを選んでください。
敷地に積んだままにすると、乾いた穂からまた種が落ちます。
隣家への返事は「日付」と「範囲」で返す
作業日が決まったら、頼んできた隣家に返事をします。
「近いうちに刈ります」だと、相手はいつまで待てばいいのか分かりません。
穂が色づいていく様子は隣家からも見えているので、日付のない返事は何もしていないように受け取られることがあります。
伝えるのは次の3つです。
- 作業日と予備日
- 刈る範囲(境界側を含むかどうか)
- 刈った草を持ち帰ること
予備日まで伝えておけば、雨で1日ずれても約束を破った形になりません。
範囲を伝えるのは、相手が気にしているのが自分の家に近い境界側だからです。
持ち帰ることを添えるのは、刈った草が積まれたまま残るのを心配する人もいるためです。
穂先だけ先に切った場合もそう伝えておくと、作業日までの間の不安が少しやわらぐかと思います。
境界側の穂は、いま指でしごいたら落ちるでしょうか。
今日やるのは、境界側の3か所で穂をしごいて落ちるかどうかを確かめ、穂の先を写真に撮ることです。
その結果で、作業日を急ぐのか、選べるのかが決まります。
この記事に関するよくあるご質問
- 「種が飛ぶ前」がいつなのか、どう見分ければいいですか
- 穂を指で軽くしごいて、粒が手のひらに落ちるかどうかを見ます。
落ちなければまだ間に合う段階です。
落ちれば種が熟し始めています。
敷地の奥ではなく、隣家との境界に近い側の数か所で確かめてください。 - 作業日より前に種が熟してしまいそうなときはどうしますか
- 境界側の穂先だけをはさみで切り、袋で受けて回収しておく方法があります。
熟した穂があるときに刈払機で全体を刈ると、振動で粒が落ちやすくなります。
全体の刈り取りは作業日に回してください。 - 刈った草をその場に置いていってもらえば安くなりますか
- 金額は変わりません。
処分費は最初から一式の料金に入っています。
穂が熟した時期は、刈った草を置いたままにすると乾いた穂から種が落ちます。
この時期は持ち帰りを選んでください。