逆算の起点は、相談する日ではなく「刈る日」
お盆の帰省、法要、親戚が集まる日、家を見てもらう日。
先に1日だけ決まっていて、それまでに実家の敷地を人に見せられる状態にしたい、という順番で草刈りを考える方は夏に増えます。
このとき最初に決めるのは、業者に連絡する日ではありません。
刈る日です。
連絡した翌週に作業できるかどうかは相手の予定次第で、自分では動かせません。
でも刈る日さえ先に置いてしまえば、そこから何日前に相談すればいいかは自分で引き算できます。
刈る日を決めるときに効いてくるのは、草が刈った翌日からまた伸び始めるという当たり前の事実です。
盛りの時期の草は、一度刈っても1か月ほどで元の高さに戻ります。
だから希望日から3週間も4週間も前に刈ってしまうと、当日はすでに戻りかけた庭で人を迎えることになります。
早く頼むほど安心、とはならないところが草刈りの面倒なところです。
かといって前日に入れるのも勧めにくいです。
雨で作業が流れたときに、逃げ場がまったく無くなります。
刈る日は「当日までに戻らない範囲で、できるだけ手前」に置く。
これが逆算の一番目です。
夏は1週間前、春と秋は2〜3週間前が目安
1か月で戻るという速さから引くと、夏に刈る日を置く位置はだいたい決まります。
6月から9月なら、希望日の1週間前から10日前あたりです。
この幅なら当日もまだ刈った直後に近い見え方かと思います。
2週間前だと、伸びの早い土地では膝下くらいまで戻ることがあります。
同じ川口市内でも、日当たりと水はけで戻る速さは変わるので、ここは前回の記憶が一番あてになります。
春(4〜5月)と秋(10〜11月)は、夏ほど勢いが無いぶん2〜3週間前でも見た目を保ちやすいです。
冬は伸び自体がほとんど止まるので、1か月前に刈っても当日の見え方は変わりません。
ただし枯れた草が倒れて残るため、冬は「伸びる速さ」ではなく「枯れ草がどれだけ溜まっているか」で判断が変わります。
判断材料を1つだけ持つなら、前回刈った日を思い出して、いま何センチまで戻っているかを見ることです。
ひと月でここまで戻った、という実測が手元にあれば、希望日から何日前に置けばいいかは自分で決められます。
実家の草を見に行けないなら、近所の方や親に、いまの高さが足首・膝・腰のどれかだけ聞いておくと話が早くなります。
相談から作業日までに挟まるものを並べると2週間になる
刈る日が決まったら、次はその日を押さえるために何日必要かです。
相談から作業までには、順番に並ぶものがいくつかあります。
まず、面積と草丈をお聞きして概算をお伝えします。
次に現地を見てお見積もりを出します。
そのうえで日程を決めます。
ここまでで数日から1週間、途中に土日や雨をはさむともう少しかかります。
さらに、当日が雨で作業を止める場合に備えて予備日を1日どこかに入れておくと、その分だけ前倒しになります。
背丈を超えるまで伸びている土地は、料金表の区分どおりに収まらないことがあるため、現地を見てから金額をお出しします。
ご依頼の時点で先に金額をお伝えするので、その往復のぶんも日数に乗ります。
長く手を入れていない土地では、草の下からごみや残置物が出てくることもあり、その場合は作業を止めてご連絡します。
これを足すと、希望日の2週間前が相談の目安になります。
土曜か日曜に作業したい場合は、選べる日が週に2日しかないので、もう少し前にご相談いただくと日程を合わせやすいです。
最初の連絡で敷地の写真を2〜3枚送っていただけると、この工程の頭の部分が短くなります。
川口の実家の草刈りを、自分が行けないまま進めるとき
帰省前に整えたい人は、たいてい現地にいません。
この場合、逆算に乗せておく必要があるのが鍵と境界です。
敷地への入り方は着手前に決めさせてください。
門扉に鍵がかかっているのか、開いているのか、鍵をどう受け渡すのか。
郵送でやり取りする場合は、その往復日数が丸ごと逆算に乗ります。
作業日の3日前に投函して間に合う、という計算になっていないと、日程だけ決まっていて入れないという事態になります。
もう1つが隣地との境界です。
草で埋まっていると、どこまで刈るのかがその場で決められません。
実家であれば、ご両親や以前から住んでいる方に、境の目印がどこかを聞いておくのが確実です。
ブロックの継ぎ目、杭、古い柵など、目で分かるものが1つあれば十分です。
ご不在のまま進める場合は、作業前と作業後の写真をお送りする形にして、進め方と当日の連絡方法を先に決めてから着手します。
なお、蜂の巣が見つかったときはその場で作業を止めてご連絡し、駆除が済んでから日を改めます。
こうした中断がありうるぶんでも、日程には余白を持たせておいたほうが落ち着きます。
日が足りないときは、刈る範囲に順番をつける
気づいたのが希望日の1週間前だった、ということもあります。
その場合は全面を諦めるのではなく、範囲に順番をつけると収まることがあります。
人の目に触れる順に並べると、門から玄関までの通路、車を停めるスペース、道路に面した側、部屋の窓から見える範囲、そして奥の裏庭です。
来客が歩く動線と、外から見える面を先に入れて、残りは帰省のあとや翌月に回す。
この組み方なら、当日までに手が回る範囲だけで先に見た目が変わります。
後ろに回しやすいのは、花壇まわりやフェンス際の手作業です。
刈払機(草を刈る機械)が入らない場所を手で抜く作業は、面積では作業量が決まらず、時間が読みにくいところがあります。
日程がぎりぎりのときに同時に入れると、全体が押します。
毎年同じ時期に帰る予定があるなら、今年の帰省が終わった時点で来年の日付を決めてしまう手もあります。
年2回入れるなら6月と9月の間隔が、見た目を保つうえでは効率のいい置き方です。
今日できることは1つです。
カレンダーに日付を2つ書き込んでください。
刈る日(夏なら希望日の1週間前)と、相談する日(そのさらに2週間前)。
この2つが入っていれば、間に合うかどうかを気にしている時間が、そのまま段取りに変わります。
この記事に関するよくあるご質問
- お盆の帰省に間に合わせたいのですが、いつ相談すればいいですか
- 希望日の2週間前を目安にご相談ください。
写真を送る、概算をお伝えする、現地を見てお見積もりを出す、日程を決める、という順に進み、雨で順延したときの予備日も1日見ておくためです。
背丈を超えている土地は現地を見てからのお見積もりになるので、もう少し余裕があると日程を合わせやすいかと思います。 - 刈る日は帰省の何日前がいいですか
- 夏なら1週間前から10日前くらいです。
盛りの時期の草は一度刈っても1か月ほどで戻るため、3週間前に刈ると当日にはかなり伸びた状態になります。
春と秋は伸びが夏より遅いので、2〜3週間前でも見た目は保ちやすいです。 - どうしても日数が足りないときはどうすればいいですか
- 刈る範囲に順番をつけてください。
門から玄関までの通路、駐車スペース、道路に面した側を先に入れて、奥や裏手は後日に回す組み方です。
手作業の草むしりは面積で作業量が決まらないぶん時間が読みにくいので、日が無いときは後ろに置きます。