草刈りの料金表は面積で並ぶのに、芝刈りの欄だけ金額が入っていない
当サイトの料金表を上から見ていくと、草刈りは100㎡まで22,000円(税込)というふうに、広さの区分と金額が並んでいます。
ところが下のほうにある「芝刈り・芝生の管理」の行は、金額の欄が空いたままで、刈込みの頻度によって1回あたりの作業量が変わります、とだけ書いてあります。
金額を出し惜しみしているわけではありません。
芝刈りは、面積を聞いただけでは1回の作業量が読めない作業だからです。
まず、機械が違います。
膝丈まで伸びた雑草地に入れる刈払機は、回転する刃で草を根元から薙ぐ道具で、地面から数センチのところを振って進みます。
同じ機械を芝生に入れると、刃が地面に当たったところで芝を土ごと削ってしまいます。
芝生の庭では、刃の高さを固定して面で押していく芝刈機を使い、刈る高さをあらかじめ決めてから入ります。
刈るものが草か芝かで、道具も、地面との距離の取り方も入れ替わります。
そしてもう一つ、こちらのほうが金額に効きます。
雑草地の草刈りは、伸びきったものを一度片づける仕事です。
面積が分かれば、そこに生えている草の量もおおよそ見当がつきます。
芝生は逆で、伸びきる前に繰り返し刈って高さを保つ手入れなので、同じ庭でも今回どれだけの手間になるかは、前回からどれだけ間が空いたかで決まります。
1回の作業量を決めているのは、広さより「前に刈ってからの日数」
100㎡の芝生を2週間ぶりに刈る場合と、同じ100㎡を2か月伸ばしてから刈る場合とを並べてみます。
面積の欄はどちらも100㎡ですが、当日にやることは別物です。
間が短ければ、葉は上を向いたまま立っています。
刈機を決めた高さで押していけば、切れた葉先が細かく散るだけで、そのまま芝の間に落ちて目立ちません。
集めなくて済むぶん、作業は刈る時間だけで終わります。
間が空くと、伸びた葉は自分の重さで倒れて、隣の葉と絡み合います。
倒れた葉は刈機の前で寝てしまって刃に当たらず、機械が乗り越えたあとにそのまま残ります。
同じ場所を向きを変えてもう一度通すことになりますし、切れた葉も長いので束になって芝の上に残ります。
これを熊手で集めて袋に入れるところまでが作業になります。
刈る時間そのものは倍にならなくても、集める時間と運び出す量が増えます。
面積が同じでも1回の作業量が変わるのは、この差です。
だから芝生のお手入れは、1回いくらという相場の形にまとまりにくく、面積の区分表に載せると、どちらかの条件で必ず実際とずれます。
伸びた芝を、一度で元の高さまで下げられない理由
長く伸ばした芝を、以前の短い状態に一度で戻したくなりますが、そこは分けて進めることになります。
芝は、刈ったあとに残った葉で光を受けて伸び直します。
伸びた芝をいきなり低く刈ると、緑の葉がほとんど落ちて、地際の茶色い軸だけが残ります。
これを軸刈り(じくがり)と呼びます。
刈った直後から茶色い面になり、緑が戻るまで時間がかかります。
そのため、しばらく放っておいた芝生は、まず高めの設定で一度刈り、伸びてくるのを待って、次にもう一段下げます。
1回の訪問で終わらない進め方になるので、「今の状態を写真で見せてもらえれば、その場で1回分の金額を」という形にしにくいのは、ここも理由になります。
何回に分けるかは、いまの高さと、どこまで下げたいかで変わります。
逆に言うと、間隔を保っているあいだは、1回ぶんの作業はほぼ同じところに落ち着きます。
芝生の費用は、1回の金額を突き詰めるより、年に何回刈る庭にするかを先に決めたほうが、見通しが立ちます。
川口の草刈りとあわせて芝生の庭を見てもらうとき、先に伝える3つ
川口市とその周辺で、庭の一部が芝生、残りが雑草という敷地はよくあります。
同じ庭でも作業が分かれるので、ご相談のときは次の3つがあると、こちらで工数を見られます。
芝生の広さ。
庭全体ではなく、芝が張ってある部分だけの広さです。
歩幅でおおよその縦横が分かれば十分です。
前に刈ったのがいつか。
今年に入って刈っていない、去年の秋が最後、といった粒度でかまいません。
日付が思い出せなければ、いまの芝の高さをものさしで測った数字と、上から見て地面が見えるか葉が重なって見えないかを教えてください。
刈りカスを持ち帰るかどうか。
庭にコンポストや処分の当てがあるなら置いていく形も選べます。
運び出す量が読めると、当日の段取りが決まります。
雑草の部分は、これとは別に面積で金額が出ます。
草刈りは刈り取り・集草・搬出・処分まで含んだ一式の金額で、作業後に処分費を追加で請求することはしません。
芝生の部分だけが、現地を見てからのお見積もりになります。
今日できるのは、ものさしを1本挿すこと
芝生の前にしゃがんで、ものさしを土まで挿して、葉の先までの高さを読みます。
それから、庭を上から見て、地面が見えているかどうかを確かめます。
読んだ数字と、地面が見えるかどうかのふたつをメモに残しておくと、それがそのまま見積もりに要る情報になります。
数字が手元にあると、次に刈る時期も自分で決められます。
前に刈った日と今日の日付、そのあいだに伸びた分が分かれば、この庭がひと月でどれくらい伸びるかが出ます。
そこから、どの高さまで伸びたら刈るかを決めて、カレンダーに入れておく。
伸びきってから慌てて探すより、費用の見通しは立てやすいかと思います。
伸ばしてしまった庭でも、元に戻せない状態にはなりません。
ただ、そこから短い芝生に戻すまでには、刈る回数と待つ期間が要ります。
いまの高さを測っておくことが、その回数を数える出発点になります。
この記事に関するよくあるご質問
- 芝刈りは何㎡でいくら、という料金表がないのはなぜですか
- 1回あたりの作業量が、広さではなく刈込みの頻度で変わるためです。
同じ面積でも、前回から2週間の芝と2か月伸ばした芝では、刈る抵抗も刈りカスの量も別物になります。
面積だけを聞いて金額をお出しすると、実際の作業量とずれるので、金額は現地を見てからお出ししています。 - 見積もりを頼むとき、何を伝えればいいですか
- 芝生の広さ、前に刈ったのがいつか、刈りカスを持ち帰るかどうかの3つです。
前に刈った日が分からない場合は、芝の高さをものさしで測った数字と、地面が見えているか葉が寝て重なっているかを伝えていただければ、そこから作業量を見ます。 - 伸びすぎた芝は一度で元の高さに戻せますか
- 一度では下げないことが多いです。
緑の葉をほとんど落とすところまで刈ると、地際の茶色い軸だけが残って、しばらく緑が戻りません。
高めに刈って、伸びるのを待ってからもう一段下げる進め方になるため、訪問が1回で終わらない場合があります。