「出張費はかかりますか」で本当に聞きたいこと
草刈りを頼む前に出張費を気にする人が知りたいのは、たいてい「出張費という項目があるかどうか」ではありません。
見積書に書かれた数字より、あとから請求が増えないかどうかです。
項目名が何であれ、当日になって金額が動くなら同じことなので、確認する言葉もそこに合わせたほうが早く済みます。
出張費は、移動にかかる時間と車の費用です。
刈る面積が同じでも、現場が遠ければ往復の時間はそのぶん増えます。
とくに小さい面積では、実際に刈っている時間より、行き帰りと道具の積み下ろし・準備が占める割合が大きくなります。
100㎡ほどの庭なら作業そのものは1名で2時間前後ですが、移動と段取りを足すと半日仕事に近づきます。
だから移動の費用は、どの業者の金額の作り方にも必ずどこかで入っています。
入っていないように見える見積もりは、面積ごとの金額の中に最初から溶かしてあるか、別の行として後から出てくるかのどちらかです。
前者なら合計はもう動きません。
後者なら動きます。
見た目では区別がつかないので、そこだけは聞くしかありません。
「出張費無料」と書いてあっても、無料には範囲がある
無料と書く以上、どこまでが無料かの線は必ずどこかに引かれています。
市内なら無料、この何市かなら無料、事務所から一定の距離まで無料といった書き方です。
線の外側は距離に応じて加算されるか、そもそも受けていないかになります。
問題は、線がどこにあるかを書いていないページが少なくないことです。
「出張費無料」の4文字だけでは、自分の土地がその内側なのかを読者側では判断できません。
判断できないまま話が進むと、見積もりが出てから「そこは範囲外です」と分かることになります。
もうひとつ、住所の取り違えがあります。
空き地や空き家の草刈りを離れた場所から頼む場合、距離を測る対象になるのは作業する土地の住所で、請求書の宛先ではありません。
自分の住まいが近いから無料だろうと考えていると、あとで前提が変わります。
最初に伝えるときは、作業地の住所を先に出しておくと、この行き違いは起きません。
川口で草刈りを頼むとき、出張費について聞く3つの言葉
聞き方は3つで足ります。
順番にも意味があるので、この順で聞いてみてください。
1つめは「この見積書の合計のほかに、当日かかる費用はありますか」。
出張費という単語を使わずに、まず総額の外側があるかどうかを聞きます。
出張費だけを名指しすると、駐車料金や運搬の追加など、別の名前が付いた項目が抜け落ちることがあるためです。
2つめは「出張費は合計に含まれていますか。
含まれないなら、いくらですか」。
1つめで「ありません」と返ってきた場合でも、これは重ねて聞いておく価値があります。
含めているつもりで伝わっていないことがあり、金額の側から確認すると認識のずれが表に出ます。
3つめは「無料になる範囲はどこまでですか。
この住所は範囲の内側ですか」。
線の場所そのものを聞く質問です。
答えが「市内なら無料」なら自分で照合できますし、「距離で決めています」なら現地の住所を渡して判断してもらえます。
そして、返ってきた答えは文字の残る手段で受け取ってください。
電話で「無料です」と言われても、手元には何も残りません。
メールでもメッセージでも構わないので、同じ内容を一度テキストで送ってもらうと、当日に食い違ったときに戻る場所ができます。
こちらから「先ほど伺った内容を確認させてください」と書いて送り返す形でも、記録としては同じ働きをします。
当社が出張費の金額を空欄にしている理由
料金表の「処分費・そのほかの費用」に、出張費の行を置いています。
ただし金額は入れておらず、無料になる範囲を整理中である、ご依頼の前に必ずお伝えします、とだけ書いています。
空欄のままにしているのは、範囲を先に言い切ってしまうと、線の外からのご依頼を受けたときに条件を後から足すことになるからです。
「無料です」と書いておいて、あとで「ただしここからは有料です」と付け足すのは、読んだ側にとっては条件が変わったのと同じです。
決まっていないことは、決まっていないと書くところまでにしています。
伺う地域は川口市・蕨市・戸田市・草加市・鳩ヶ谷で、この範囲の中でも移動の時間は同じではありません。
整理がついた時点で、料金表に書きます。
一方で、決まっていることもあります。
草刈りの料金は、刈り取り・集草・搬出・処分まで含んだ一式の総額です。
100㎡までは22,000円(税込)、101〜300㎡は35,000円(税込)で、刈った草を持ち帰って処分する費用はこの中に入っています。
作業のあとで処分費を追加請求することはしません。
刈った草は水を含んだ重い荷物になるので、ここが別料金かどうかで最終的な金額はかなり変わります。
見積書のどこを見れば、追加が出ないと分かるか
手元に見積書があるなら、合計金額の行から下を目で追ってください。
見るのは3か所です。
出張費、処分費、そして駐車や運搬に関する行。
この3つが並んでいれば、金額が動く場所はそこだけだと分かります。
行が無い場合は、かからないという意味ではなく、書いていないという意味です。
両者は見た目が同じなので、行が無いときこそ先ほどの3つの言葉を使います。
「一式」とだけ書かれた行があるなら、その一式に何が入っているかも一緒に聞いておくと、あとで解釈が割れません。
金額が動きうる条件そのものは、実はそれほど多くありません。
草が腰より高い、地面に傾斜がある、残置物が多い、軽トラックが敷地の近くまで入れない。
このあたりに当てはまると、同じ面積でも作業時間が伸びます。
当社では、料金表の区分どおりに収まらないと分かった時点で、ご依頼の段階で先に金額をお伝えします。
作業を始めてから金額を変えることはしません。
草の下からごみや残置物が出てきた場合も、いったん手を止めてご連絡し、処分の方法を決めてから先に進みます。
今日できることを1つ挙げるなら、業者に送る最初の文面に、作業する土地の住所を書き添えることです。
市区町村までではなく番地まで入れると、距離の判断がその場でつきます。
あわせて、車を停められそうな場所を写真で1枚撮っておくと、駐車の扱いも同じやりとりの中で片付きます。
出張費が別にかかるかどうかは、たいていこの2つの情報で決まります。
この記事に関するよくあるご質問
- 見積書に出張費の行が無ければ、出張費はかからないということですか
- 行が無いことと、かからないことは同じではありません。
面積の金額に最初から含めてある場合と、単に書いていないだけの場合があります。
合計のほかに当日かかる費用があるかどうかを、文字の残る形で一度확認しておくと、後から増える余地がなくなります。 - 草刈りの見積もりに出張費は含まれていますか
- 当社の草刈りの料金は、刈り取り・集草・搬出・処分まで含んだ一式の総額です。
出張費については、無料になる範囲をいま整理しているところなので、料金表では金額を空欄にしています。
ご依頼の前に必ずお伝えします。 - 作業のあとで処分費を追加請求されることはありますか
- しません。
刈った草の集草・搬出・処分は、料金表の金額に含めています。
100㎡までは22,000円(税込)で、この中に刈った草の処分が入っています。