見積もりの金額が動くのは「面積以外の条件」が後から見つかったとき
草刈りの料金は、まず面積で区分します。
100㎡まで22,000円、101〜300㎡で35,000円、301〜500㎡で51,000円。
ここまでは土地の広さが決まれば決まります。
金額が動くのは、面積では決まらない条件が後から出てきたときです。
草丈、地面の状態、搬出経路の幅、そして地中や草の下から出てくるもの。
この4つは、写真や住所だけのやりとりでは見えないことがあります。
逆に言えば、依頼する前にこの4つを自分の目で確認して伝えておけば、金額が動く余地はかなり狭くなります。
当社は、作業を始めてから金額を変えることはしません。
料金表の区分どおりに収まらないと分かった場合は、ご依頼の時点で先に金額をお伝えします。
ただしそれは「依頼の時点で条件が分かっていれば」の話です。
分かっていない条件があると、現地に着いてから見積もりを出し直すことになり、その日の作業ができなくなることもあります。
着手前の確認は、金額のためだけでなく、日程のためでもあります。
草丈は面積と別の軸で作業時間を決める
同じ100㎡でも、くるぶし丈の草と背丈を超えた草では、作業時間が違います。
刈払機は、刈刃が回る高さより上の草を一度には処理できません。
腰くらいまでの草なら、根元を一度なぎ払えば倒れて終わります。
背丈を超えている場合は、まず上のほうを落として量を減らし、それから根元を刈ります。
二度手間になるぶん、時間が伸びます。
さらに、倒した草の体積が増えるので、集めて積み込む時間も長くなります。
当社の料金表は、膝丈から腰の高さまでの草を前提にした区分です。
腰より高い草が広い範囲を覆っている場合は、区分に当てはめずに現地を見てから金額をお出ししています。
ここを無理に区分へ当てはめると、当日になって「思ったより時間がかかる」という話が出ることになるからです。
依頼する前に確認するなら、敷地に立って自分の身体のどこまで草が来ているかを見てください。
膝までなのか、腰までなのか、頭を超えているのか。
この3段階が分かれば、こちらが見積もりの出し方を判断できます。
何年も放置していて自分では敷地に入れない、という場合は、その状態をそのまま伝えていただければ、現地調査でお出しする前提で進めます。
川口 草刈りの依頼で見落とされやすい、地面と搬出経路
草丈の次に金額を動かすのが、地面の状態と、刈った草を運び出す経路です。
傾斜がある土地では、刈払機を体で支えながら足場を作って進むことになり、平坦地と同じ速さでは刈れません。
地面に石やコンクリート片が転がっている場所も同じです。
刈刃が当たると欠けるため、目視で避けながら進みます。
使っていない植木鉢、朽ちた木材、外したフェンスの残りなど、草に埋もれている物があると、まず取り除いてから刈ることになります。
搬出経路は、金額よりもまず「その日に終わるかどうか」に効きます。
刈った草は水を含んでいて重く、300㎡分でおよそ軽トラック1台分になります。
敷地のすぐ近くまで車が寄せられるなら、集めた草をそのまま積めます。
車を離れた場所に停めるしかない場合は、袋やシートに詰めて何往復も運ぶ手が加わります。
この差は、面積からは読み取れません。
確認していただきたいのは次の3つです。
敷地に段差や斜面があるか。
草の下に何か置いてあるか。
車を停める場所から敷地の入口まで、何歩あるか。
歩数まで正確でなくてかまいません。
「門の前に停められる」のか「30mほど手押しで運ぶ」のかが分かれば十分です。
これらに当てはまる土地は、料金表の区分だけでは金額を出しません。
現地を見てからお出しします。
目安の金額を先に出しておいて後から増やすより、そのほうが結果として金額が動かないからです。
500㎡を超える土地に、料金表の金額を載せていない理由
料金表には、500㎡を超える区分の金額を書いていません。
数字を出し惜しんでいるのではなく、面積だけでは作業時間が決まらなくなるからです。
100㎡や300㎡の土地は、たいてい形が単純で、車も近くまで寄せられます。
だから面積に時間が比例します。
500㎡を超えてくると、敷地の中に構造物があったり、細長い形だったり、奥のほうまで車が入れなかったりと、条件のばらつきが大きくなります。
同じ600㎡でも、平坦な四角形と、傾斜のある細長い土地では、必要な時間が変わります。
ここで「600㎡ならおおよそいくら」と先に金額を出してしまうと、現地を見た時点でその金額を修正することになります。
それは依頼する側から見れば、追加請求と区別がつきません。
だから金額を載せず、現地調査でお出しする形にしています。
現地調査とお見積もりは無料で、お断りいただいた場合も請求はしません。
作業を止めてご連絡する場面を、先に決めておく
事前にどれだけ確認しても、草を刈ってみないと分からないものがあります。
長く放置された土地では、これが起きます。
蜂の巣が見つかった場合は、その場で作業を止めてご連絡します。
巣の駆除は当社では行いません。
駆除が済んでから、日を改めて作業します。
不法投棄されたごみ、家電、建築資材などが草の下から出てきた場合も、こちらで持ち帰って処分できないものが多いため、まず状態をお伝えして、処分の方法を一緒に決めます。
どちらの場合も、こちらの判断だけで追加費用を発生させることはしません。
止める、連絡する、決めてから再開する。
この順番を先に共有しておくと、当日に電話が来ても「話が違う」にはなりません。
ご不在のまま進めるご依頼では、当日の連絡先と、連絡がつかなかったときにどうするかまで、着手前に決めさせてください。
なお、刈った草の処分費は元から料金に含まれています。
刈り取り・集草・搬出・処分までが料金表の金額です。
作業後に処分費を追加で請求することはしません。
金額が動きうるのは、あくまで作業時間そのものが変わる条件だけです。
今日できること
敷地に一度立って、写真を3枚撮ってください。
1枚目は敷地の全体が入る位置から。
2枚目は、草の高さが自分の身体と比べて分かるように、近くに立って足元から。
3枚目は、車を停める場所から敷地の入口を見た方向です。
この3枚があれば、面積・草丈・搬出経路という、金額を動かす条件のうち3つがこちらに伝わります。
残る1つ(草の下に何があるか)は現地でしか分かりませんが、そこは着手前にお伝えする範囲に収まります。
写真を撮る手間は5分ほどかと思います。
その5分で、見積もりの金額が後から動く余地の大半は消えます。
この記事に関するよくあるご質問
- 見積もりを出したあとに金額が上がることはありますか
- 当社は作業を始めてから金額を変えることはしません。
料金表の区分どおりに収まらないと分かった場合は、ご依頼の時点で先に金額をお伝えします。
作業中に地中の異物や蜂の巣が出てきた場合は、いったん作業を止めてご連絡し、進め方を決めてから再開します。 - 草が背丈を超えていると料金は変わりますか
- 面積が同じでも作業時間は伸びます。
背丈を超えた草は上を落としてから根元を刈る二度手間になるためです。
この場合は料金表の区分に当てはめず、現地を見てから金額をお出しします。 - 500㎡を超える土地は見積もりが出せませんか
- 出せますが、料金表には金額を載せていません。
搬出経路と草丈で工数が変わるため、現地を見てからのお見積りになります。
面積だけでは作業時間が決まらない範囲だからです。