仕上がりの差は、広い真ん中ではなく端に出ます
作業が終わって最初に目に入るのは、いちばん広いところです。
刈払機(かりはらいき。
先端の刃を回して草を刈る機械)は、開けた場所ならまっすぐ歩きながら振れるので、真ん中は素直にきれいになります。
作業直後に見て「終わった」と感じるのは、たいていこの面積の変化に対してです。
ところが、あとから気になってくるのは、そこではありません。
数日たって庭に出たときに目に入るのは、フェンスの足元にひとかたまり残った株や、物置の裏だけ色が違うところです。
回転する刃は構造物に当てられないため、塀やブロックの手前で必ず止めます。
止めた分の数センチをどう処理するかは、作業の中身の話であって、面積を眺めていても分かりません。
なので、作業後に見る順番は、ふだんと逆にしてください。
端から見て、真ん中は最後です。
真ん中を先に見ると、そこで満足してしまいます。
川口で草刈りを頼んだ日、フェンス際はしゃがんで見る
立ったまま見ると、フェンスの足元は見下ろす角度になります。
上から見ると刈り残った株は点にしか見えず、地面の色に紛れます。
しゃがんで、フェンスの線に沿って視線を横に流してください。
低い位置から見ると、残った株は横に伸びる影として並んで見えます。
この見方の違いだけで、気づく量が変わります。
見る場所は3つです。
まず支柱の根元。
丸い柱のまわりは刃が回り込めないので、輪のように残ることがあります。
次に隣地との境目。
こちら側からしか刈れないため、境の上に向こうから倒れ込んでいた草は、根元があちらにあって残ることが多いです。
誰の敷地の草かで手の出せる範囲が変わるので、残っていた場合はその場で理由を聞いておくと、次回の頼み方が決まります。
3つめは、フェンスの網目です。
メッシュのフェンスは飛んだ草が網に刺さったまま残り、乾いて茶色くなると遠目にも目立ちます。
同じ理屈で、物置の裏、エアコンの室外機と壁のすきま、庭木の根元、立水栓のまわりも見てください。
どれも「刃を当てられない何かがある」場所です。
排水口まわりは、その日のうちでないと分からない
刈った草が排水口の蓋の上や側溝の金属の蓋に乗っていても、当日は量が少なく、気にならないことがほとんどです。
問題になるのは次に雨が降ったときで、乾いた草片は軽いので水と一緒に流れ込み、下で溜まります。
詰まってから見つけると、原因が草刈りの日だったのかどうかも分からなくなります。
見る場所は、敷地内の排水口の蓋、駐車場の排水溝、建物と塀のあいだの細い通路、道路に面した側溝です。
給湯器や室外機の下も、細かい草が吹き込んで溜まります。
これは作業の粗さというより、刈払機が草を飛ばしながら刈る機械であることから来ています。
刈り取り・集草・搬出・処分まで含めて作業しても、飛び散った細かい草片まで拾い切るのは難しいです。
当日にほうきで払えば数分で終わる作業なので、その場にいるなら排水口の上だけ手で払っておくと、後の面倒がひとつ減ります。
気になる量が残っているなら、その日に伝えてください。
草が無くなった日にしか見えないものを写真に残す
刈った直後は、その土地の地面が見えている、年に何度もない日です。
草が伸びればまた隠れます。
だから、仕上がりの確認とは別に、地面そのものを見ておく価値があります。
出てくるのは、境界を示す杭や金属標、水道メーターの蓋、汚水の蓋、古い切り株、コンクリートのひび、地面のへこみ、そして草の下に入り込んでいたごみです。
境界標は、次に探すときも同じ苦労をするので、位置を写真に撮っておくと二度手間になりません。
地面のへこみは、放っておくと水が溜まる場所なので、防草シートを敷くかどうかを考えるときの材料になります。
草の下からごみや残置物が出てきた場合は、作業をいったん止めてご連絡します。
持ち帰って処分できないものが多いためで、状態をお伝えしてから処分の方法を決めます。
蜂の巣が見つかったときも同じで、その場で止めて連絡します。
巣の駆除は行わないので、駆除が済んでから日を改めて作業します。
作業後に現地を見たとき、途中で止まっている範囲があるなら、この理由に当たっていないかを先に確かめてください。
立ち会えないときも、見る場所は変わりません
遠方にお住まいで当日いらっしゃれない場合は、作業前と作業後の写真をお送りする形で進めます。
このとき、全体を写した1枚だけだと、いま書いてきた場所がほとんど写りません。
広く撮れば撮るほど、フェンスの足元も排水口も画面の端で小さくなります。
申し込みのときに、フェンス際と排水口まわりを含めて撮ってほしい、と一言添えておくのがいちばん早いです。
撮る場所を作業前に決めておけば、前後を同じ位置から撮れるので、変化も分かります。
敷地への入り方や境界の位置は着手前に確認させていただくので、写真の指定もそのやり取りの中で伝えられます。
気づいたことは、その日のうちに言葉にする
草の伸びる速さは、確認できる期間を短くします。
盛りの時期は一度刈っても1か月ほどで元に戻るので、2週間もすれば、残っていたのか、その後に伸びたのかを見分けるのが難しくなります。
写真があっても、撮った角度が違えば話が合いません。
その日のうちなら、地面が見えていて、作業の範囲もはっきりしています。
伝える内容も「フェンスの北側の支柱まわりが残っている」のように場所で言えるので、どこの話かがすぐ通じます。
言いにくいことのように感じるかもしれませんが、伝えられた側にとっても、翌月に言われるより当日のほうがはるかに扱いやすいです。
今日やることを1つだけ挙げるなら、作業が終わったら、フェンスの一辺に沿ってしゃがんだまま1往復してください。
それだけで、立って眺めていたときには見えなかったものが出てきます。
ついでに排水口の上を手で払い、地面が見えているうちに敷地の四隅を写真に撮っておけば、その日にやるべきことは終わりです。
この記事に関するよくあるご質問
- 作業のあと、どこから見ればいいですか
- 広い真ん中ではなく、端から見てください。
刈払機は開けた場所ほどきれいに刈れるため、仕上がりの差はフェンスの足元・支柱の根元・物置の裏・庭木のまわりといった、機械が入りにくい場所に出ます。
しゃがんでフェンスの線に沿って視線を横に流すと、残った株が影として並んで見えます。 - 刈った草が排水口に落ちているのは、やり直してもらえますか
- 気づいた時点でお伝えください。
刈払機は草を飛ばしながら刈るので、細かい草片は集草のあとも散って残ります。
ただ、排水口の上に乗ったまま雨が降ると流れ込んで詰まる原因になるので、当日のうちに払っておく場所です。
刈り取り・集草・搬出・処分は料金に含んでいて、こうした手直しであとから費用が増えることはしません。 - 立ち会えない場合はどうやって確認しますか
- 作業前と作業後の写真をお送りする形で進めます。
全体の1枚だけだと端が写らないので、フェンス際と排水口まわりを含めて撮ってほしい、と申し込みのときに伝えておくと、確認したい場所がそのまま写真に残ります。
ご不在で進める場合は、進め方と当日の連絡方法を先に決めてから着手します。