川口で草刈りを頼む前に、片付けが作業時間に効く理由
草刈りの料金は面積で決まります。
ただ、作業にかかる時間は面積だけでは決まりません。
刈払機(刃を回して草を刈る機械)は、まっすぐ振り続けられる場所ではよく進み、物が置いてある場所では止まるからです。
たとえば、庭先にプランターが5つ並んでいるとします。
その周りには機械を入れられないので、鉢を持ち上げて刈って戻すか、そこだけ手で抜くことになります。
1つあたりにかかるのは数十秒かもしれません。
それでも、鉢が10個、20個と増えれば、まとまった時間になります。
同じ100㎡でも、更地に近い100㎡と、物が点在する100㎡では、終わる時刻が違ってきます。
ここで気をつけていただきたいのは、片付けたからといって料金表の区分が下がるわけではない、ということです。
100㎡までは100㎡までの金額です。
変わるのは、当日ご自宅にいる時間の長さと、刈り残しの出やすさのほうです。
一方で、当社の見積もり診断では、傾斜がある・残置物や障害物が多い・搬出経路が狭いのいずれかに当たる場合、目安の金額を出さずに現地を見てからのお見積もりにしています。
物が多い敷地は、面積だけでは工数を読めないためです。
前もって片付けておくと、この「読めない」部分が減ります。
前日までに端へ寄せておくもの
動かせる物は、敷地の外に出す必要はありません。
刈る場所の外側、たとえば玄関まわりや駐車スペースの隅など、草の生えていない一角にまとめておけば十分です。
ばらばらに端へ寄せるより、1か所に集めたほうが、周囲を刈るときに機械を止める回数が減ります。
プランター・鉢・じょうろは、数がある場合ほど効きます。
特に、鉢の底と地面のあいだから草が伸びているものは、動かさないかぎり根元まで刈れません。
物干し台は、竿を外すだけでも変わります。
竿が残っていると、その下をくぐりながら刈ることになり、腕の振りが小さくなるためです。
コンクリートの土台は重いので、無理に動かさなくてかまいません。
ホースは、草の上に這わせたままだと刈刃で切れます。
巻き取っておくか、少なくとも草の外へ出しておいてください。
同じ理由で、地面に置いたままの延長コード、支柱、園芸用のネット、農業用の黒いマルチシートも、事前に外せるなら外しておくと安心です。
子ども用の遊具・防鳥ネット・すのこ・レンガのような、草に半分埋もれている物も、見える範囲で拾っておくと作業が止まりません。
草の中の物は、刈っている最中に初めて見つかることが多く、そのたびに手を止めて確認することになります。
動かせないものは、位置を先に伝える
片付けよりも大事なのが、こちらかもしれません。
動かせない物は、あることさえ分かっていれば避けて刈れます。
分からないまま刃が当たると、物のほうを傷めます。
草に隠れて位置が読めなくなりやすいのは、次のようなものです。
- 雨水枡や散水栓のフタ
- 境界杭
- 庭石、飛び石、切り株
- 地面から出ている水道管、点検口
- 花壇の縁石、レンガの区切り
- 抜きたくない植栽の株元
これらは、当日にお伝えいただくより、園芸用の支柱を1本立てて先端に色つきのビニールテープを巻いておくほうが確実です。
ペットボトルを逆さに挿すだけでも目印になります。
声で「あのあたりに杭があります」と伝えても、草が高い日は、伝えた側と刈る側で「あのあたり」の指す場所がずれることがあるためです。
境界杭については、位置が分かっていると、どこまで刈るかの線引きもその場で決まります。
隣地との境目は、着手前に確認させていただく項目のひとつです。
当日の朝にやること
前日までの片付けとは別に、作業当日の朝だけやることがあります。
刈払機は草だけでなく、地面の小石や短く切れた枝も一緒に飛ばすためです。
窓と網戸は閉めておいてください。
刈った草の細かい粉じんが室内に入ります。
洗濯物と布団は、その日は外に干さないほうが無難です。
刈草の破片は細かく、乾いていると衣類に絡みます。
車と自転車は、刈る場所から離れた位置へ移してください。
作業する側でも、車のそばはブレードの向きを変えたり、必要に応じて板やシートで養生したりして進めますが、そもそも近くに置かないほうが速く終わります。
ペットは室内に入れておいてください。
エンジン音が続くうえ、作業中は門扉や勝手口を開けたままにする場面があります。
ご不在で進める場合は、これらのうち「窓を閉める」「車を移す」だけでも、前日のうちに済ませておくと当日の判断が減ります。
片付けに踏み込まないほうがよい場合
ここまでと逆のことを書きます。
草の状態によっては、片付けをしないでそのままにしておいたほうがいい場面があります。
腰より高い草が生えていて足元が見えないなら、そこには入らないでください。
草の下に何が落ちているかが見えない状態です。
長く放置された土地では、割れたガラス、針金、板から突き出た釘のような物が草の下から出てくることがあります。
刈る側は長袖と保護具で入りますが、片付けのためだけに同じ場所へ入る必要はありません。
蜂の巣が見えたときも同じです。
近づかず、その場を離れてください。
作業中に巣が見つかった場合、私たちはその時点で作業を止めてご連絡します。
駆除は行わず、済んでから日を改めて刈ります。
片付けの段階で分かっているなら、それは先にお知らせいただきたい情報です。
物が完全に草に埋もれていて位置も思い出せない、という場合も、無理に探さなくてかまいません。
「このあたりに何かあったはずです」という一言があるだけで、刈る速度を落とす場所が決まります。
敷地を1周して、2つの列に書き出す
今日できることを1つに絞ると、敷地を1周して、目に入った物を紙に2列で書き出すことです。
左の列に「動かせる物」。
プランター、じょうろ、ホース、物干し竿、子どもの遊具。
これは前日までにご自身で1か所へ集めるものです。
右の列に「動かせない物」。
雨水枡、境界杭、庭石、切り株、室外機、抜きたくない木。
これは目印を立てて、見積もりのやり取りのときに文字で伝えるものです。
2列に分けてしまえば、片付けの範囲がその場で決まります。
全部きれいにしようとすると手が止まりますが、「左の列だけ」と決めれば、多くのお庭は30分ほどで終わるかと思います。
右の列は動かさなくていいので、書き出して伝えるだけです。
草刈りの前の準備で本当に効くのは、この左右の切り分けです。
刈る場所を広く空けることと、避けるべき場所を先に共有すること。
この2つがそろっていると、当日は最初から機械を止めずに進められます。
この記事に関するよくあるご質問
- 草刈りの前に片付けをすると、料金は安くなりますか
- 料金は面積で決まるため、片付けても料金表の区分そのものは変わりません。
変わるのは作業時間です。
ただし残置物や障害物が多い、搬出経路が狭いといった条件に当たると、料金表の区分どおりに収まらず、現地を見てからのお見積もりになります。
片付けはその条件を減らす方向に働きます。 - 物干し台やエアコンの室外機も動かしたほうがいいですか
- 物干し台は、竿を外すだけでも作業の邪魔になりにくくなります。
コンクリートの土台は重いので、無理に動かさず、位置をお伝えいただければそのまま作業します。
室外機のような動かせない設備は、位置を先に教えてください。
周りは手作業に切り替えます。 - 草が背丈を超えていて足元が見えません。それでも片付けたほうがいいですか
- 見えない場所には無理に踏み込まないでください。
草の下に何があるか分からない状態で片付けようとすると、ごみや金属で怪我をすることがあります。
その場合は「どこに何があったか覚えている範囲」をお伝えいただければ十分です。
蜂の巣を見つけたときは触らず、その場を離れてご連絡ください。