草の高さは、センチで言わなくていい
草刈りを頼もうとして最初に詰まるのが、「どのくらい伸びていますか」という質問だと思います。
庭に出て見上げても、それが40センチなのか80センチなのか、数字にはなりません。
巻尺を持って草の中に入るのも、正直なところ面倒です。
センチで答えられなくて問題ありません。
作業する側が高さを聞いているのは、数字を記録するためではなく、刈払機(エンジンで刃を回して草を刈る機械)で一度に刈り切れるかどうかを判断するためです。
その分かれ目は、センチの目盛りではなく、人の体のどこまで来るかとほぼ重なります。
当社の草刈りは、刈払機で刈り取り、集草して搬出・処分まで行います。
対象にしているのは、膝丈から腰の高さまでの草です。
この「膝」「腰」という書き方は、分かりやすさのために言い換えているのではなく、作業の区切りがそこにあるからそう書いています。
だから、その言葉のまま返していただくのがいちばん早く伝わります。
川口の草刈りで、高さを3つに分けて聞いている理由
川口の草刈りのご相談では、草の高さを次の3つで伺っています。
くるぶし〜膝くらい。
膝〜腰くらい。
腰より高い、または背丈を超えている。
この3つで何が変わるかというと、刈払機の刃を一往復させたときに草が片づくかどうかです。
膝から腰までなら、刈った草がその場に倒れて、そのまま集めれば済みます。
ところが腰より高くなると、刈った草が刃に巻き付いたり、まだ立っている草に引っかかって倒れ切らなかったりします。
上のほうを先に落として短くしてから、あらためて根元を刈る。
同じ面積でも二度手間になり、作業時間が伸びます。
料金は面積で区分が決まります。
たとえば100㎡までなら22,000円(税込)で、刈り取り・集草・搬出・処分まで含んだ金額です。
ただし草が腰より高いと、その区分の時間内に収まらないことがあります。
その場合は、ご依頼の時点で先に金額をお伝えします。
作業を始めてから金額を変えることはしません。
つまり高さを先に教えていただけると、金額の話が現地に行く前にほぼ終わります。
逆に高さが分からないまま日程だけ決めると、当日になって想定と違うことが分かり、話が振り出しに戻ります。
自分の体を物差しにして測る手順
やることは1分で終わります。
まず、草が生えている場所の縁に立ちます。
中まで踏み込むかどうかはご判断ですが、長く放置された土地は足元が見えないので、無理に奥へ入る必要はありません。
縁から見て、草の先端が自分のどこまで来るかを見ます。
次に、体の位置で言い当てます。
くるぶし、膝、腰、胸、頭。
この5か所のどれに近いかだけで十分です。
「膝の少し上」でも「腰と胸の間」でも、そのまま伝わります。
3つめに、敷地の中で高さが違うときは、いちばん高いところを基準にします。
作業にかかる時間は、いちばん手間のかかる場所に引っ張られるためです。
全体が膝下でも、隅の一角だけ背丈を超えていれば、その一角のために刈り方を変えることになります。
最後に、写真を1枚だけ撮ります。
このとき、自分の足元か脚が写り込む角度にすると、草の高さがそのまま伝わります。
ひとりで撮っていて脚を入れづらければ、大きさの分かるもの——長靴、スコップ、ペットボトルなど——を草のそばに立てて一緒に写してください。
草だけを正面から撮った写真は、実は高さがまったく読み取れません。
地面と何かの基準が同じ画面に入って、初めて高さの情報になります。
境目にあるとき、どちらに寄せるか
膝と腰のちょうど中間で迷うことがあります。
そのときは無理にどちらかへ寄せず、「膝と腰の間」とそのまま言っていただければ大丈夫です。
3つの区分は書類の選択肢ではなく、作業の見当をつけるための目安なので、中間は中間として受け取ります。
もう一段くわしく伝えたい場合は、面と最大値を分けて言うと精度が上がります。
「敷地の大部分は膝より下だけれど、フェンス際だけ腰まで来ている」といった形です。
広い部分の高さで基本の作業時間が決まり、いちばん高い部分で追加の手間が決まるので、この2つが揃うと現地を見る前の見当がかなり近くなります。
迷ったときに高めで伝えるか、低めで伝えるか。
低めに伝えると当日に時間が足りなくなり、金額の話をやり直すことになります。
高めに伝えておいて実際は低かった場合は、作業が想定より早く終わるだけです。
どちらに転んでも困りにくいのは、高いほうに寄せる伝え方かと思います。
高さが分かっていると、着手前に金額が固まる
草刈りの見積もりでいちばん避けたいのは、作業が始まってから金額が動くことです。
当社では、料金表の区分どおりに収まらないと分かった時点で、ご依頼の段階で先に金額をお伝えする形をとっています。
これが成り立つには、依頼の段階で草の高さが分かっている必要があります。
現地に行って初めて背丈を超えていると分かるより、最初の連絡の時点で「腰より高い」と共有されているほうが、双方とも予定を組み直さずに済みます。
背丈を超えている場合、そのまま伺って作業できないというわけではありません。
作業時間が伸びるぶんを、先に金額へ織り込むだけです。
何年も刈っていない土地でも、対応します。
今日やることは1つです。
草の生えている場所の縁に立って、草の先端が自分のどこまで来るかを見てください。
くるぶしか、膝か、腰か、それより上か。
その1語をメモに残しておけば、面積や希望時期を伝えるときに一緒に出せます。
巻尺も、脚立も、天気のいい日を待つ必要もありません。
この記事に関するよくあるご質問
- 草の高さをセンチで答えられません。それでも見積もりは頼めますか
- 頼めます。
センチの数字より、その場に立ったときご自分の体のどこまで草が来るかを教えてください。
くるぶし〜膝、膝〜腰、腰より高い、の3つのどれかで十分に伝わります。
刈払機で一度に刈れるかどうかがこの区切りで変わるためです。 - 敷地の中で草の高さがばらばらです。どう言えばいいですか
- いちばん高いところを基準にして、そこが体のどこまで来るかを教えてください。
作業時間はいちばん手間のかかる場所に引っ張られます。
そのうえで「大部分は膝より下、隅だけ腰まで」のように、広い部分の高さも添えていただけると、より近い金額をお出しできます。 - 腰より高いと料金はどうなりますか
- 面積が同じでも、背丈を超えた草は上を落としてから根元を刈る二度手間になるため、作業時間が伸びます。
料金表の区分どおりに収まらない場合は、ご依頼の時点で先に金額をお伝えします。
作業を始めてから金額を変えることはしません。