巻尺が無くても、縦と横を歩けば広さは出せる
草刈りの料金は面積で区切られています。
当サイトの料金表も、100㎡まで、101〜300㎡、301〜500㎡という区分です。
ところが、自分の土地が何㎡あるのかをその場で答えられる人は多くありません。
相続で受け取った空き地、親が畑にしていた場所、何年か行っていない実家の庭。
登記の書類を探せば地積が書いてありますが、その書類がすぐに出てこないことのほうが多いかと思います。
ここで必要なのは、正確な測量ではありません。
料金表のどの区分に入るのかが分かれば、依頼する前に金額の見当がつきます。
区分の幅は100㎡、200㎡と広く取ってあるので、多少の誤差が出ても入る場所は変わらないことがほとんどです。
巻尺を買いに行く必要はなく、歩いて数えるだけで足ります。
道具はいりません。
先にやることは一つで、自分の1歩が何センチなのかを知っておくことです。
先に、自分の1歩が何センチか出す
歩数を数えても、1歩の長さが分からなければ距離になりません。
歩幅は身長や歩き方で人それぞれ違うので、ここを飛ばして「だいたい70センチ」で計算すると、その差がそのまま面積の誤差になります。
しかも縦と横の両方に効くため、ずれは掛け算で広がります。
1歩が10センチ違うだけで、出てくる数字は1割どころではなく動きます。
家の中でできる測り方があります。
A4のコピー用紙を10枚用意して、長辺どうしをつないで床に一列に並べます。
A4の長辺は29.7センチと規格で決まっているので、10枚でほぼ3メートルの直線になります。
新聞紙やチラシは判型がまちまちなので、コピー用紙を使ってください。
紙がなければ、玄関から廊下の端までを一度だけ何かで測っておく方法でもかまいません。
その3メートルを、普段の歩き方で歩いて歩数を数えます。
測るときだけ大股になるのがいちばんの失敗で、敷地では同じ歩き方が続きません。
歩幅を測るときも敷地を歩くときも、買い物に行くときの足の出し方でそろえます。
4歩で渡り切ったなら1歩は約75センチ、5歩なら約60センチです。
半歩ぶん余ったら余りも数に入れて割ります。
4歩半なら約67センチという具合です。
2回歩いて数が変わったら、もう一度歩いて多いほうの歩数を採ります。
歩数が多いほうが1歩は短くなり、あとで出す面積は小さめに出ます。
逆にしたい場合は少ないほうを採れば面積が大きく出るので、金額を高い側で見ておきたいときはそちらでも構いません。
どちらを採ったかだけ覚えておいてください。
敷地は長方形に切って足していく
歩幅が出たら、敷地の縦と横を歩きます。
歩数に歩幅を掛ければ辺の長さになり、縦と横を掛ければ面積です。
50歩の辺が1歩70センチなら35メートル、20歩の辺なら14メートル、掛けて490㎡。
この土地は301〜500㎡の区分です。
歩数の数え方も先に決めておきます。
左右どちらの足が着いても1歩と数えるのが基本ですが、長い辺だと途中で数を見失います。
50歩を超えそうな辺は、10歩ごとに指を1本折るか、10歩ずつ区切って声に出すと数え直しになりません。
片足が着いたときだけ数えて最後に2倍する方法もあり、こちらは数える回数が半分で済みます。
どちらでもかまいませんが、縦と横で数え方を変えると、片方だけ2倍を忘れます。
四角い土地ばかりではありません。
L字に曲がっている土地は、曲がり角のところで頭の中に線を1本引いて、長方形2つに分けます。
それぞれの縦横を歩いて、面積を出して足します。
三角に近い形なら、その三角を囲む長方形を考えて、縦横を掛けたものを半分にします。
細長い旗竿状の通路が付いている土地は、通路の部分を別の細い長方形として数えます。
曲がりや欠けを無理に1つの数字で片づけようとすると、かえって外れます。
草が高くて中に入れない、ぬかるんでいる、蜂が飛んでいて近づきたくない。
そういうときは敷地の中を突っ切らずに、道路側とフェンス沿いだけを歩きます。
四角い土地なら、隣り合う2辺の歩数さえ取れれば面積は出ます。
無理に藪の中を歩いて足元を確かめられないまま進むより、外周から数えるほうが安全です。
歩き終えたら、その場でスマホのメモに「縦52歩・横19歩、1歩70センチ」と打っておきます。
歩数だけ覚えて帰ると、家に着くころには縦と横のどちらが52歩だったか分からなくなります。
川口で草刈りを頼むとき、その数字は何に使われるか
出した数字は、川口の草刈りをどこに頼むにしても、最初に聞かれる項目です。
面積が分かると、刈払機を何時間動かすか、刈った草がどれくらいの量になって何回運ぶことになるかの見当がつくので、こちらも概算をその場でお答えできます。
逆に面積が分からないままだと、現地を見るまで金額の話が始まりません。
一つ注意があります。
料金表の面積は、刈る場所の広さです。
敷地全体の広さではありません。
建物が建っている部分、駐車場のコンクリート、すでに砂利を敷いてある部分、去年刈ってそのままの通路。
ここは刈る作業が発生しないので、歩いて出した敷地の数字からは引きます。
母屋と庭のある土地で、庭だけを刈ってほしいのであれば、庭の縦横だけを歩けば済みます。
引き算が面倒なら、刈ってほしい範囲の四隅を先に決めてしまうほうが早いです。
ここからここまで、と自分で線を引いてから、その中を歩きます。
範囲が決まっていれば、当日に「そこまで刈るとは思っていなかった」というずれも起きません。
境界がはっきりしない土地では、歩き始める線をどこに置くかで数字が変わります。
隣との境にブロックやフェンスがあればその内側から、何もない野原のような土地なら、道路の縁石や電柱など動かないものを起点にして、自分がどの線を歩いたかを覚えておきます。
実際に刈る範囲は隣の敷地に入らない位置で決める必要があるので、境目が分からない場合は、その事情も一緒にお知らせください。
数字が区分の境目に来たとき
歩測は測量ではないので、誤差は残ります。
地面が凸凹していれば歩幅は縮み、斜面では上りと下りで違う歩き方になります。
問題になるのは、出た数字が区分の境目に近いときです。
たとえば95㎡や105㎡が出た場合、100㎡までの22,000円で収まるのか、101〜300㎡の35,000円になるのかが変わります。
この幅で迷ったら、上の区分で考えておくほうが後で慌てません。
実際に測って下の区分に収まれば、金額はそのぶん下がります。
310㎡のように300㎡をわずかに超えた数字も同じで、300㎡台の前半なら、現地で測り直すと収まることがあります。
ご連絡をいただくときは、出した数字をそのまま「歩いて数えて、だいたい310㎡でした」と伝えてください。
歩測だと分かっていれば、こちらもその前提で概算をお伝えします。
確定の金額は現地で測ってからお出しします。
現地調査とお見積もりに費用はいただきません。
今日やることは、A4を10枚並べて3メートルを歩き、自分の1歩の長さを1回だけ出しておくことです。
これさえ済んでいれば、次に空き地へ行ったときは縦と横を歩いて掛けるだけで、料金表のどの区分を見ればいいのかが分かります。
この記事に関するよくあるご質問
- 歩いて数えた面積でも見積もりを出してもらえますか
- 概算はお出しできます。
歩いて数えた数字だとお伝えいただければ、その前提でお答えします。
確定の金額は現地で測ってからお出しします。
現地調査とお見積もりに費用はいただきません。 - 敷地全体の広さと、料金表の面積は同じですか
- 同じではありません。
料金表の面積は刈る場所の広さです。
建物の建っている部分、駐車場のコンクリート、すでに砂利を敷いてある部分、刈る必要のない通路は、歩いて出した敷地の数字から引いてください。 - L字型や三角形の土地はどう数えればいいですか
- L字型は曲がり角で線を引いて長方形2つに分け、それぞれの面積を足します。
三角に近い形なら、その三角を囲む長方形の縦横を掛けて半分にします。
旗竿状の通路は細い長方形として別に数えます。